やっぱり発泡スチロールの土台に「かるい紙粘土」をつけて造形。
最初はフツーのお地蔵さんの顔。
その左顔面に火ぶくれをくわえる。これがバージョン1。
ひたすら紙やすりをかける。
着色。
そして、焼けこげた感じのヨゴシを入れる。
これで完成、と思ったら…!?
その後、佐倉東高校演劇部OGであるFが特派員として広島に飛んだ! …というのはウソで、たまたま岡山に行く用事があるというので、ちょっと広島に寄ってもらった。
Fから送られてきた写真がこれ。
原爆ドーム近くにあるお地蔵さんらしいが、鼻がなくなってツルツルになっている。
ほぼ真上から被爆したため真下に黒い影ができている。
そして、これが資料館にある被爆地蔵。やっぱり鼻がなくなっている。
というわけで、被爆が原因で石に火ぶくれのようなものができるのは非現実的との指摘を受けて改作したのがこれ。バージョン2。
鼻も削るべきだとも言われたが、思いとどまった。
なによりも表現したかったのは、安らかな静けさを湛えた右顔面と、焼けただれた左顔面とのコントラストである。鼻を削ることで右顔面の安らかな静けさが損なわれることを恐れたのだ。



